はじめまして。
もんきち2号です。
自己紹介も兼ねて、私の大きな分かれ道となった出来事を。
私はごく普通の家庭にうまれ、兄、姉、もんきち2号の3人兄弟でした。

私の出身県の上位進学校は、中高一貫の私立学校が多いです。
兄も姉も中学から県下一の学校に入り、両親も私に期待していました。
よって小学5年から塾に通うわけですが、結果は不合格。
一度目の挫折です。

しかし小学生で塾に通っていたこともあり、中学校で好スタートをきります。
そして高校から県下一の進学校に通うこととなります。
しかし、上には上がいるものです。
高校に入っての最初のテストは下から10番目。

二度目の挫折を味わいました。
そんな時に知ったのが家の経済状況。
父の収入は世間一般より多いものの、支出が多いために家計はかつかつ。
お小遣いはもらっておらず、今となっては当時の学生生活どうやりくりしていたのやら。
それでも友達付き合いもありますし、部活後に友達と買い食いもしたいです。
20円、30円のお菓子を悩みに悩んで買って、おいしく食べていた記憶があります。
そんな生活だと友達にケチのレッテルもはられてしまうわけです。

一番屈辱的だったのが、部室での出来事。
私の鞄の下に50円玉があることに気づき、しばらく見つめ考えました。

鞄を置く前は50円玉はなかったし、私の鞄の下にあるってことは…多分私のかな?
そう思って自分の財布に入れました。
するとクスクス笑い出す友達たち。
私が50円玉をどうするかを見るために、鞄の下に置いたそうです。
笑ってその場を乗り切りましたが、屈辱でした。

私立高校ですし、裕福な人も多い。
勉強も自分よりできる人がいっぱい。
勉強に関しては自分の努力不足ですが、劣等感でいっぱいでした。
そんなこんなで大学受験の時期になるわけですが、もちろん塾に行かせてもらう余裕はありませし、県外の大学に行く余裕もない、私立大学に行く余裕もない、浪人する余裕もない。
絶対絶命です。
県内の国立大学に受かるしか道はないんです。
部活も引退し、そこから必死です。
受からないと先の生活が見えません。
絶対に受かってやる。
塾に行っている人に負けたくない。
そこで高校の先生に、全教科添削してもらうことにしました。
毎日課題を出してもらいクリアしていく。
あとは公共施設の図書館などで勉強です。
目に見えて成績は上がっていき、県内の国立大学に合格。
色々ときついこともあった高校生活で感じた劣等感。
苦しい家庭環境の中で得たハングリー精神。

この二つがあったから大学受験に勝つことができ、今の自分があると思っています。
ケチのレッテルはきつかったけど、ケチな自分もいて良かったなと。
そんなもんきち2号です。

